お風呂上がりにボーっとしながら髪を乾かしていたら母が後ろを通った。

その瞬間! 「ビクンっ∑(゚Д゚)」
ふぅ~。心臓に悪い驚愕反射。

体がのけ反って、持っていたドライヤーを落としかけたほどビックリした。

『驚愕反射(びっくり反射)』とは、健常児の赤ちゃん時代と脳性麻痺者に特有の反応で、突然の音や刺激に、健常者の必要以上に驚くことです。
例えば、普通に「ねぇねぇ(^^)」と声を掛けられた程度で、「ぎゃー∑(゚Д゚)!」と叫ぶお化け屋敷ほどに 「ビクンっ∑(゚Д゚)」となってしまうことも。

「え?そんなに驚いた?ごめん!急に声かけて。」って感じですよね 笑
本当に驚いたのもあるけど驚愕反射で体が勝手に反応しちゃうんです。

私に驚愕反射が起きるのはボーッとしてる時か極端に緊張してる時で、身体がフラフラ不安定でバランスが悪い時にも起こりやすい気がする。
逆に身体がしっかり踏ん張っている時や、集中している時は起きない。

かな?

今でも、急に「ビクンっ∑(゚Д゚)」となって、それが驚愕反射だと分かっている人には、「あ!ごめんごめん。驚いたよね^^」と言って背中をさすってくれたりするけど、脳性麻痺者の特徴だと気づかない方は、私のビックリを見て、ビックリして、「え∑(゚Д゚)?何?どうしたの?∑(゚Д゚)?」となる 笑

今までの私の人生でのビックリ反応エピソードと他の脳性麻痺の方に教えていただいた内容から『脳性麻痺者に驚愕反射が起こる場面』を考えると、そのタイミングは大きく分けて2つある気がします。一つは『後ろから声を掛けられた場合』そしてもう一つは『緊迫したムードの場合』です。

まず『後ろから声を掛けられた場合』ですが、先述の「髪を乾かしてたら後ろを母が通った」にも言えることですが、驚き加減というか反応の仕方は個々の精神状態や筋緊張度合いによって異なると思いますが、脳性麻痺者の場合、視界に入らない遠くから声だけで呼ぶよりも、目の前に来てきちんと姿が見えてから堂々と声を掛けるほうが良いと思います。

その他の『後ろから』もしくは『見えない所から』に対しての驚愕反射発生エピソードは、〝後方から来た自転車のベル音〟・〝携帯電話のバイブ音〟・〝インターホン〟などが挙がりましたが、どの例でも〝突然〟がキーワードで、「急に驚かすなよ」という意味合いなのかもしれません。

そしてもう一つの、『緊迫したムードの場合』での驚愕反射について…。

例えば、私は学生時代は吹奏楽部でしたが、シーンとしているところで急に音が鳴るような曲は苦手で、既に自分で楽譜を見ていてどこで盛り上がるのか知っているのにも関わらず、「ビクンっ∑(゚Д゚)」となることもあり、顧問の先生からは散々「もっと自信持てよ!」と怒鳴られてました。

「ビクンっ∑(゚Д゚)!」となるとそれと同時には吹けないこともあるので、「お前は本当に本番に弱い!良い加減にしてくれよ!何でそんなに自信ないんだよ!もっと自信持ってくれよ!堂々としろって言ってんだろ!いちいちいちいち驚くなーっ!」って言われて。練習練習でしたが、また驚く。

もう泣きますよね 笑

「そんなこと言われても私もどうしようもないのに…」と泣いて友人や先輩に諭されていましたが、今なら「脳性麻痺だから仕方ない」と思えても、当時は私も自分の障害名を知らなかったので適切に説明が出来なくて周囲が言う通り気弱なんだと思うしかなく、本当にもどかしかったです。

他には、映画館で映画を見ていて急に大きな音が鳴った時、神社でのご祈祷で思いきり太鼓が叩かれた時、シーンとしている教室でいきなり教師が怒鳴って叱った時、読み聞かせや劇で急に大声が出された時など、私が今まで極端に「ビクン∑(゚Д゚)!」となった場面は、沢山あります。

式典には弱いのかな?葬式で木魚や鈴が鳴る度に「ビクン∑(゚Д゚)!ビクン∑(゚Д゚)!」と足が床から上がってしまう私を見て、弟は爆笑でしたね^^;
「しょうがないじゃん。そういう障害なんだから~!」とは言いましたが 笑

膨らんでいく風船を見て「割れるかも?!割れるかも?!」と思ってると徐々に筋緊張が上がり、いざ割れた時の驚き具合がハンパないとか 笑

ビックリすることは誰にでもあることですが、脳性麻痺当事者の方なら、一つは「あるある!」と理解できる場面もあるのではないでしょうか?
当事者でないとなかなか驚愕反射のイメージや感覚は湧かないと思いますが、情報を求めている方の何かの参考になればと記載しました。

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