今月は…
私が9歳の時にアキレス腱延長手術をしてから、20年が経った月です。

ヒュー\(^o^)/
祝!20周年~♡

記念だね記念☆
入院日が7/12で術前検査日が7/13?手術日は7/14だった気がします。

20年かぁ。

20年って言うけど、20年って凄いなぁ。
20年って何?言葉以上に昔過ぎる 笑

9歳だった女の子が来年は30歳になるんだから、そりゃ皆老けるよね 笑

でも、あの日から20年経ったんだって。
過ごして来れちゃうもんなのですねぇ。

一般の整形外科で沢山の大人の中に子ども一人だったから皆が私を大事にしてくれて、痛い辛い苦しいなどマイナスな思いは一切無かった私。
「お別れは寂しいから退院したくない」とは泣いたけど、鈍感なのか騒いでも無意味だと思ったのか、入院中治療のことでは一切泣かなかった。

病院なのに今振り返っても楽しい思い出しかなくて、配慮に感謝です。

当時の私を担当してくれた医師やPTさんとは今でも繋がりがあるけど、

装具の型取りをする度に「頑張ったね」と言ってキャラメルをくれた装具士さん・毎日明るい笑顔でお世話して下さった看護師さん・私に特別室を譲ってくれたおじさん・夕方に車椅子での散歩で入った雑貨屋さん・リハ室前に立っていていつも行くと声を掛けてくれたリハ助手のおばさん。

みんな、今どこで何してるのかな。
分からないけどお元気だといいな。

って。

一昨年は不思議な縁で、私の入院中に理学療法士養成校の専門学生として実習に来ていた方と、なんと、18年振りにお会い出来たんです!
9歳の頃の私と私とのやりとりまで覚えて下さっていて、18年振りにも関わらず当時の面影が残ってると言って下さり本当に有り難かったです。

入院前に親友と入院に必要な物を一式揃えに買い物に行ったことや入院中に学校や近所の友達から手紙が届いたこと、担任の先生がお見舞いに来てくれたことも覚えているし、人だけではなく、入院中の一日一日の小さな小さなエピソードも昨日のことのように忘れてなくて、当時の病院の待合室やリハビリ室のにおいやレントゲン台や手術台の冷たさ、消灯後の廊下の静けさ等、懐かしい空気感を思い出すこともよくあります。

それからは毎日が楽しいだけだった笑顔いっぱいの子供の頃とは違い10代後半~20代前半は色々と思い悩み、「死にたい…」と言ったこともあったけど、何度もその危機を乗り越えて29歳になり、周囲の方々の支えのお陰でこうして20年目を迎えられたこと、本当に感謝だと思います。

そして何よりも当時一度手術をしたきりで再び尖足になることはなく、状態を維持したまま生活出来ていることが、一番有難いかなと思います。
医師が体の成長をきちんと予測した上で、尖足再発や再手術の必要がないよう適切なアキレス腱の延長度合いにしてくれたことに感謝です。

アキレス腱単独延長については賛否両論ありますが、あの時に手術をした結果今の状態であることが、ベストな選択だったのだと思ってます。

画像。

入院中当時の担任の先生から届いた手紙、今も大事に保存してます。
(私の名前が漢字表記だったので、「~さん」のところは消しました。)

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手紙の9/1という記載より実際の退院日はもっと後だった気がしますが。

感謝ですね。

当時は自分が脳性麻痺なんだとは知らなかった私なので、まさかこの手紙の通り、今でもリハビリが続いているとは思ってもみなかったけど^^;

私は理学療法士を目指していたため、本来なら同業者か同じ職場にいたはずなのに叶っていないので良い報告が出来てる人生でもないけど、

何年経っても夏になると9歳の夏の入院生活のことを思い出します(^^)

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先日、以前病院リハビリに行った時に、担当療法士さんと私が入院していた頃の話をしたことをふと思い出して、そこから、「アキレス腱延長術ってなぜ否定されるんだろう?」と思ったので、今日は私の意見を書いてみます。
そもそも「否定されてないじゃん?」と思われるかもしれませんが、アキレス腱延長術について調べると、「ヒラメ筋の減弱・筋緊張増加」・「腓腹筋の単独延長は勧めない」という記載を見ることがあったので、そのことです。


以前病院リハビリ行った時に療法士さんと、「小3の時に足手術したの?超若いね~!それ考えたらもう歳だよね~ 笑」なんて話しました。「長い入院期間は何して過ごしてたの?」とか「どうやってリハビリしたの?」とか色々。
その中の流れで、「でも手術したら色々治っちゃった。尖足も治ったし、色々良くなったと思う」と私が言ったら、「当たり前だよ!何言ってんの? 笑 手術して治ってなかったら手術した意味ないでしょ!」と言われたんです。
「昔手術した意味はあったし、頑張った甲斐もあったってことなんだよ」と。それが「ゆっくり待ったかと思えば、急に何を言い出すんだ」という感じのツッコミで、逆にその反応が「手術して良かった」と支えになったんです。

例えば私が感じているデメリットとしては調べた時に見つけた情報と同じで、下肢の支持性が弱まったこと。
もちろん、いろんなことがあって術後20年弱経っての今だから、必ずしも手術が原因!とは言えないですよ。
そして、緊張が強まった時は痛くて泣いたこともあったけど、それは『尖足改善』に敵わないと思うんです。

最大のメリットの『尖足改善』
足が地面に着くから出来たこと。

学校生活、小学校の林間学校でのハイキングや中学校での樹海完歩や高校での富士登山、小学校~大学の体育の授業や運動部のような吹奏楽部の活動。
退院後に一度傷の部分を擦ってしまったり、学校の体育の授業での縄跳びや跳び箱の練習でジャンプの連続の時やハードな部活動では「切れちゃうんじゃないか」と気になったりもしたけど、きちんと耐えてくれたアキレス腱。

尖足で歩いていた頃には足底にタコが出来て硬くなっていたのに、術後すぐに無くなっていたのを「すご~い!」と言っていた母のことも覚えているし、入院中に友達から「退院したら足が速くなってマラソン抜かれたらどうしよう」という手紙を貰っていたけど、本当に抜いたのも良い思い出だし。
退院後、「綺麗に歩けるようになったね!」と言ってもらえたのも嬉しかったなぁ。

そして何よりメリットデメリットを含めての『今の私』

うん。

18年経った今でもまだ私は尖足歩行になってないし、
私はアキレス腱を延長したことに後悔はないかな^^

賛否両論あるアキレス腱延長術への私の意見でした。

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3年生の夏休みは、手術入院・リハビリをしました。
 
クラスの友達は普通の夏休みに入るのに、自分だけが数日早く通学を切り上げて入院することに対しては、何も思わなかったです。
私は20歳まで自分の障害について誰からも一切知らされていなかったので特に気付かず、何も思うことがなかったのかもしれません。

「じゃあ何で入院して手術してリハビリしたと思ってるの?」という感じもしますが、ストレスが無いのも何しろ子供だったからなんでしょうね。

一度だけ泣いたなと。

母と「手術が終わったら遊ぼうね」と約束していたのに、術後目を開けたら全身麻酔後の様々な管が自分に付いていて、「これじゃ遊べないじゃん」と一瞬グズったような。

でも、「寝てても遊べるよ。どこに○つける?」と言って私の分も書いてくれたから、1度か2度○×をしたらまた熟睡してしまった記憶があります。
小児期は、全身麻酔後の覚醒で興奮して暴れたり意味なく泣き出したりすることもあるらしいので、今思えば多少それも入っての涙なのかなと。

でも、本当に。

手術入院やリハビリに関しては、何度振り返っても全く痛みのない、楽しくて良い思い出しかないのです!
病院の医療職の方々も「子供だから」と、私に痛みがないように工夫して下さっていたのかもしれませんね。

リハビリ中に大人さ「痛い痛い」と言っているのを、「何で騒いでるんだろう?痛みに弱い人たちだな」と思って見ていた記憶があるので 笑

手術日の関係上、終業式の数日前に通学を切り上げたので、その時に夏休みは入院することをみんなに一言言って。
入院中にはクラスメイトに沢山の寄せ書きやお手紙をもらったからそれをゆっくり読みながら楽しくお返事書いたり。
PTさんや夜勤の看護士さんが落ち着いている頃に、宿題や苦手な算数のワーク学習を見てもらって楽しいお話ししたり。
本来の退院日に病院を離れるのが寂しくて「退院したくない」と泣いたので、無理やり退院日を一週間延ばしてもらったり。

今まで体育の先生がアキレス腱を断裂したのを数人見てきたのですが、「アキレス腱切った後のリハビリ痛いよね!よく頑張ったね!」と言われる度に、返答に困ったのです。

だって、私は全く痛くなかったから。
それで先生方に「切ったのと切れるのは、また違うのかもしれませんね」と返した程です。

障害が無ければ経験しないのでこんな言い方するのはおかしいけど、私にとって「入院や手術は、沢山の人に支えられた良い思い出です♪」
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私は9歳の時に、アキレス腱を延ばす手術とリハビリ入院をしました。

その時の縫い傷はかなり薄く綺麗になり外見からでは分からないまでになりましたが、右足のアキレス腱部分には6cm10針の跡が残ってます。

『アキレス腱延長術』を受けたのは、脳性麻痺による尖足を治すため。

この手術をして良かったことは、きちんと地面にかかとが着くようになったことです。
“床にかかとを着けて歩く”というのは当たり前のようですが、ふくらはぎの筋肉が硬くアキレス腱が短くなっている脳性麻痺者は、できない場合が殆どです。
普段きちんと地面にかかとを着けて歩くことができる健常者が、ずっとかかとを浮かせたまま爪先だけで歩いてみると、ふくらはぎが疲れると思います。
かかとを浮かせた尖足のまま歩く脳性麻痺者では、脚にずっとその疲労を感じていることになります。
尖足のままでは足の変形に繋がったり、骨の伸張に対して筋肉の伸張が追いつかず身長が伸びきらないなど、成長に悪影響を与えることがあります。
だから、尖足が目立ってきた時点で手術をして、短かったアキレス腱を延ばしてからは正常歩行に近い形で歩けるようになったことは、良かったです。

延長をしてもまた尖足に戻ってしまい何度か手術を繰り返す方もいるようですが私は尖足に戻ることはなく、手術の意味があったようです。

ただ、この手術を受けて私がデメリットだと思っている点があります。
それは筋緊張が高くなったことです。

寒くなってくると、そのデメリットに毎年悩まされています。写真を掲載しましたが、右足の外くるぶしの上数センチの部分、モーラステープを貼っている箇所です。
脚の筋肉が硬くなってきたり寒さで身体が縮んでくると、この箇所が筋緊張でピリピリ・ビリビリしてきます。それは本当に痛く、ジワジワ続くのです。

脳性麻痺者の筋緊張は中枢神経の興奮によるものなので、私が自分でコントロールすることはできません。つまり、一度出てしまった筋緊張による痛みを、自分で止めることはできません。
服薬や注射で抑えている方もいるようですが、私は試したことがありません。筋緊張の度合いが非常に小さいから試す必要もないようですが、自然に涙が溢れてきたこともある痛みです。
中枢神経の興奮が根本原因となってしまえば、湿布を貼っても治まらないです。ただ、筋緊張が高まる前に積極的なリハビリを行うことで、筋緊張を最小限に抑えられると実感しています。

「なぜ足の筋緊張が高まったのか?」という一因に、手術の影響があったようです。

10年~15年前の医療では、通常『アキレス腱延長術』というと、ヒラメ筋だけを延ばすことが主流だったようです。でも、ヒラメ筋は身体を支える役割を持つ筋肉なので、『アキレス腱延長術』をしてヒラメ筋だけ伸ばしてしまうと、脚力だけが弱まってしまうようです。
そして筋緊張に関係している腓腹筋の力だけが残存することで、結果的に筋緊張を高めることに繋がっているようです。
私が手術を受けた時は、まだ『アキレス腱延長術=ヒラメ筋単独延長』が積極的に行われていた時代だったのですね。
今はヒラメ筋を単独延長することは推奨されていなく、その術法を選択する医師も少ないと聞きました。きちんと腓腹筋まで延ばして緊張が高まりすぎないようにするのが主流のようです。

“アキレス腱を延ばす”というのは、患者本人が持っている本来の長さを医師が手延べするものです。そのため、ゴムのように延ばした分だけ薄くなるようで、自分でも右の脚力は少し弱まったことを実感しています。

尖足改善と共に得た筋緊張は、私がアキレス腱延長術を受けた分の一生の敵ですね。強まったと実感してからは今年で7年目になりますが、これから寒くなるので筋緊張のコントロールに注力していこうと思います。

※筋緊張を強めるのは『アキレス腱延長術』が全てではなく、個人により要因は異なります。
※この記事は『アキレス腱延長術』及び、以前の医療を否定しているものではありません。


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