脳性麻痺が「受胎から生後4週間までの間に脳の何らかの病変によって生じた非進行性で永続的な、しかし変化しうる運動と姿勢の機能障害」

であるということは、理解してもらえたと思います。

でも、そもそも「受胎から生後4週間までで何が起こっているの?」ということが気になる方へ。

脳性麻痺という障害が残る原因となる要因の時期的分類
(一例です。参考程度にお願いします。)

1.胎生期(受精から約10か月までの期間)
  脳出血、虚血性脳障害、脳形成異常

2.周産期(妊娠28週から生後7日までの出生前後の期間)
 胎児仮死、新生児仮死出生、低出生体重児、脳室周囲白質軟化症、 核黄疸、分娩時外傷

3.新生児期(生後1か月の期間)
  脳炎・髄膜炎、脳血管疾患

妊娠してから出産までの間というのは40週(約10か月)であり、教科書では、3000g 50㎝での出産が標準的とされています。

しかし、近年は救命医療も発達し、色々な要因で標準に満たない低体重に生まれたとしても命は助かる確率が上がっているので、そのぶん、脳性麻痺のような障害が残ってしまう確率も上がってしまうのでしょうね。

受胎から出生までの間に人間として大切な様々な器官ができあがる訳ですが、その形成過程において何らかの影響が生じると、その影響を受けた器官が成熟せずに障害が残り、その後の発達にも影響するということです。
脳性麻痺になった大元の原因は個人個人によって異なり多岐に渡るため一概にまとめられなくても、結果として上記で説明したような病気や機能異常から身体麻痺の状態を呈したら、脳性麻痺と呼ぶことになります。

脳性麻痺とは「症候群」ということですね。

※混同されることが多いのですが、脳性麻痺と脊髄性小児麻痺は別疾患です。


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脳性麻痺児や脳性麻痺者がありのままの歩行をすると、「正しい歩き方」や「姿勢」を知らないため、身体に色々な負担がかかってしまいます。
その身体に掛かる負担を少しでも減らすことができるよう、歩き方を改善し・楽に歩くことができる目的として、下肢装具を使用している障害者は多いと思います。
私が使用している「足底板」は「補装具」と呼ばれるもので、簡単に言えば、治療用のインソールです。

私が考える足底板のメリットとしては、「動きが制限されない」ことだと思います。
短下肢装具や長下肢装具では、麻痺の強い方にとってみればきちんと固定されることで安定感を得ていることと思います。一方で、脚や足首を固定することはそれだけで様々に制限されてしまい、足底板に比べて自由度は低いと思われます。
足底板は麻痺や傷害の程度が比較的軽い方が使用されているイメージがありますが、かかとのある靴の方が効果が発揮されやすいようです。逆に、サンダル・ヒールなどのホールドの弱い靴は、足底板を入れて使用できる靴としては向かないようです。
そのため、デメリットとしては、「履ける靴が限られること」(ほとんどどスニーカになってしまう)ことだと思います。

足底板は、世の中に何種類もあります。それぞれの理論をお持ちの先生方が個々に作成していて、病院ごとにも色々な考えがあります。
『補装具・靴関係』のカテゴリーは、私が入谷式足底板を使用し調整していく中での出来事や、靴に関連する内容を記載していく予定です。
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今日は、脳性麻痺とは何?という話。

脳性麻痺とは?―脳性麻痺の定義


受胎から生後4週以内の新生児までの間に生じた、脳の非進行性病変に基づく永続的な、しかし変化しうる運動および姿勢の異常である。その症状は満2歳までに発現する。進行性疾患や一過性運動障害、または将来正常化するであろうと思われる運動発達遅延は除外する。

(1968年 厚生労働省脳性麻痺研究班)

上記の定義から以下のことが分かります。

■妊娠してから出生後4週間までの間に発生する。
■発生した脳の病変は進行することはないが、将来に渡りずっっと残る。
■脳の病変によって生じた障害は、運動機能と姿勢の機能に影響する。
■運動機能と姿勢の異常と症状は、(おおよそ)2歳頃までに発生する。
■運動機能と姿勢の異常の状態は、変化してゆく。
■脳性麻痺は進行性の疾患ではないが、障害は永続する為治らない。
(根本的な治療法・治療薬はない。)

上記の定義は1968年のもので、医学の発展からすると昔のものになります。脳性麻痺の定義内容は時を経ても大筋では変わっていませんし、脳性麻痺が今も昔も根本的な治療法がないのは変わっていません。

もし受胎から出生後4週間後位までの間に脳に生じた何らかの器質的障害によって「脳性麻痺」と診断されたら、今の医学では根本的な治療法・治療薬はありません。そのため、脳性麻痺によってもたらされた生涯に渡って続く様々な障害と共に、生きていかなければいけないのです。

しかし、ここ十数年位の間に患者と医療者に徐々に分かってきたこと、だけどまだ浸透しきらないこととして、「二次障害」があります。

脳性麻痺という「一次障害」に対して、“脳性麻痺の身体”でいることにより様々な所に無理がたたって生じた「二次障害」と呼ばれています。

「二次障害」に関しては、また今度。
今日はまず、脳性麻痺の定義でした。


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約1年振りにエキサイトブログに帰ってきました。
環境設定をしてみたら結構変わってた。

また日々の記録を残せたらと思います。
よろしくお願いします!

更新は気まぐれ&ゆっくりにするつもりですが
ぜひチェックしてね♪

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