麻痺を実感するとき


最近、 “麻痺” を実感する二つの出来事があったので、記載します。

レントゲン撮影にて…

技師さんに「こういう姿勢ってとれますか?」と聞かれて「それはちょっと難しいかなぁ~」と思うときがあると、比較的若い技師さんは、「難しいですかね…。う~ん…。」という感じで止まってしまうことがあるのですが、

ベテラン技師さんが「こういう形で撮影できればいいので自由に」と言うので「じゃぁこういう姿勢でも良いですか?」と体勢を変えると、若い技師さんも「あ!出来るんですか。じゃあそれで!」ということがよくあります。

基本的には指定される姿勢に従って次々体勢を変えていきますが、それが出来なそうな時は「一つの姿勢でしかその角度で撮影出来ない訳じゃないのでお待ち下さい~」って感じで私が体勢を変えちゃいます 笑

ただ、「右(左)を上(下)にして横向きで」と言葉で言われてもパッと動けない時があるので、(おそらく図形が苦手なのですぐに形が想像出来ない)「向こう向きで」と、指を差して指示をくれたほうが助かるのですが。

ここ何年間かは、“麻痺足”故にどうしても出来ない姿勢なんかもあって。

最近では右を下にして横向きに寝て足を底屈させるのが出来なかった。
上半身起こしてみたけど無理で、技師さんに足を持っててもらいました。
撮影のために技師さんに防護服を着てもらい、撮影室に入ってもらう。

(なぜ普段は横になると足は底屈位なのに底屈には出来なくて、歩くと尖足な時があるのにつま先立ちが出来ないのかが疑問なのですが^^;)

また「止めといて」というのが難しく緊張が入ったり、シャッター音に反応してピクッと動いてしまい撮り直したこともあって、とにかく1人の技師さんに止めといてもらい他の人がシャッター押すということが増えた最近。

病院リハビリにて…

「足が内反しすぎるから、少しでも外に向けられるようにしたい」と言っている私ですが、病院で診てもらいながら足首の運動しても、麻痺の影響でほとんど収縮すら入っていないんです。ホントのホントの麻痺の部分。

おそらく麻痺の影響で動かしにくいのもありMMTが低いのかもしれませんが、奇跡的に入ったとしてもメッチャクチャ弱い反応しか起こらない。

私は一生懸命意識して、療法士さんも足の筋肉に触れたり観察してくれたりと反応を見てくれるのですが、外見からは一ミリも動かないという…

私が動かせるようになりたいと言うから指導しているのに反応が無いから、「入ってないんだよな~。う~ん…。どうしようかなぁ~」と困るPT。

私も思った通り、「手で持って動かしてもいいし、セラバンド引っかけて引っ張ってもいいよ」とも言われたけど、それでも収縮は触知できずで。

私一人でそれっぽい動きをしようとしても違うらしく、「あれ?教えたのと違っちゃってるな^^;」とか言われて(笑)足を手で持って動かしてもらう。

人の手で「こっちに動かすんだよ~」とやってもらっていると、つい「川平法に似てるなぁ」なんて思っちゃってやりたくなってきちゃうのですが 笑

なぜMMTが1~2ほどしかないのに歩行できるのかが疑問なのですが。

そんな出来事がありました。

さすがの私も、「本当の麻痺の部分は改善出来ないしそこに時間をかけすぎるというのは…」という思いで、「ここまでやってダメだったら自宅リハビリを続けながら出来る限りで動いて、インソールや靴を見直しながらサポーター付けて生活しようかな」という踏ん切りがうまく着きました。

今の私で考えられる「出来ることは全部やった」納得感があるので、今の段階では、今の足の状態でも、満足出来たのではないか?と思います。

誰に言われても気付かないし分からないことというのは、自分で動いて聞いて見て・情報を集めないと、本当の意味では理解出来ないですね。

これは成長^^
そういう意味では脳性麻痺をまた自分の中に落とし込めたと思います。

麻痺を実感する時はいつも次に進むきっかけになっていると思います。

以上、麻痺の話でした。

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by ayanonano | 2016-06-04 15:00 | 脳性麻痺のこと | Comments(0)