障害開示について


今日は、私が思う『面接時の障害開示について』


就活時に障害があることをあらかじめ伝えることを「openにする」、障害があることを伏せた状態で入社することを「closeにする」と言うようです。
私は最初から、開示して就職活動をしました。なぜcloseの状態でまで入社しようとするのか、全く理解できなかったから。
全ての障害に対して万人から理解があるわけではないし、障害名や手帳の種別を見聞きしただけでふるいにかけられてしまうという偏見があるのも、事実だと思います。
だけどあくまで自身の脳性麻痺について言うなら、隠し通すことは絶対にできないことです。
ちょっと見ていれば身体障害があることは分かるし、日によって異なる体調や変化していく状態をきちんと伝えないまま入社することは、被雇用者としての義務を怠っている気がして、私はきちんと伝えました。
詳しく述べずに後日会社で事故が起きても、その責任は何処にあるんだと、お互いにとって良くないですしね。

医師から言われている注意事項もないし、日常生活や業務上の動作も出来ないことはほとんどないから障害者手帳も取得できず一般枠で就活をしているのに、見た目は肢体不自由だなんて、「私はなんて採用しづらい人間なんだ」と思いました。
全てが身体障害が理由ではありませんが、結果はことごとく散り、就活を終えるまで1年掛かりました。でもその頃にはいい意味で吹っ切れてもいて、「その発言ってどうなんだ」という感じがしますが、自然と以下の言葉が出てきました。

「私は下肢に障害があります。しかし、在学中の4年間のリハビリで日常生活や業務に問題がない状態までに回復することができました。現在健康上の問題は一切ありませんが、脳性麻痺の症状は多岐に渡りますので、私を採っていただかなくても結構です。ただ、教育の仕事は長年関心のあった分野で、学生時代に取得した教員免許を活かした仕事をしたいとも思っています。私を採用していただいたからには、障害の有無を理由にせず、きちんと期待に応えさせていただきたいと考えています。」


今でも一言一句覚えているこの言葉、面接後は「ちょっと強気に出すぎたな」と反省もしました。
だけど後日、「面接時の意思の強さは今回の採用者の中では一番でした。生まれつきの障害にもめげず、数々の困難を克服したその粘り強さを仕事にも生かしてほしいと思い、貴方の採用を決めました。」と仰っていただくことができたのです。
私はこの時初めて、「マイナスばかりだと思っていた障害も、伝え方によってはプラスになるんだ」と実感しました。
中途採用の時は新卒時とはまた身体の状態も変わっていたので違う伝え方をしましたが、担当者の方が「感動した」と言って泣いていました。


(症状や配慮してほしい点を伝えているのに「感動!」で入社が決まっても後々大変なので、涙に惑うことなくきちんとお話させていただきましたが^^;)

伝えたいのは、「障害は必ずしもマイナスにならない」ということです。そして就職活動にどんなに時間が掛かっても、「一社への入社」という形で、必ず終わりが来ます。
初対面で脳性麻痺の複雑さを伝えるのは、単純な肢体不自由とは異なり難しい面もありますが、「最後に1つ決まればいいんだ」という気持ちで、お互いに頑張りましょう!


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by ayanonano | 2015-05-19 13:40 | 就職・仕事のこと | Comments(0)